時代劇でよく見る光景、何をしているか分かりますか?
耳かきの反対側の様な物でポンポンポン・・・・・
この作業は、古い油を取っています。
あの白い物の中には打ち粉と呼ばれる砥石の粉が入っているんです。その粉を刀身に軽く付けて紙で拭くことによって、砥石の粉が油を吸って刀身に塗ってある古い油を完全に取っているんです。けっこうしっかりとした硬さがあって、耳かきの反対側の毛のように柔らかくはありません。
刀身には、防錆に植物性の丁子油を塗ってあります。それが古くなると酸化して、日本刀に悪さをします。定期的に塗り替えが必要なんです。
刀剣油は、数年に一度は買い替えてください。古い油は、刀身に良くありません。
手入れの方法ですが、絶対に自己流ではしないでください。
手入れ道具についてですが、お近くの刀剣業者さんかネットで専用の物を購入してください。
必ず必要な物が
・目釘抜き
・油(刀剣油)
・打ち粉
この3点です。最初は、この3点が入っているセットの物を購入して、後々刀剣油だけ買い換えていくのが良いと思います。
【楽天さんのサイトより】
【20%OFF】特製刀剣手入用具 大型二段桐箱入【居合道具】 |
こんな感じのセットがお勧めです。
(私の使っている物とは少し違いますが)
・刀剣業者さん
・刀剣関係の博物館 等でも同じようなセットは売っていると思います。
刀剣油は、一番小さなサイズをこまめに買い替えたほうが酸化防止になりますので、このような小さいサイズを買うようにしています。
【20%OFF】刀剣手入用 刀剣油 小 (20cc)【居合道具】 |
※今回手入れ道具をネットで探してみたのですが、なかなか売ってないもんですね。私は、当たり前のように取引している砥石屋さんから手入れ道具を購入してるので困ったことは無いのですが、一般の方は探すのも大変そうです。
【日本刀の手入れが載っている本】
写真で覚える日本刀の基礎知識 | ||
日本刀の手入れの方法が写真で載っているので、日本刀の手入れを知りたい方にはもってこいだと思います。 ※日本刀の手入れを、独自の方法で絶対にしないでください。 初心者 日本刀所有者向け |
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全日本刀匠会 約48ページ |